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羽生丈二という男

【book/comic】

神々の山嶺(上) (集英社文庫)

夢枕 獏 / 集英社

スコア:



久しぶりになりました。
理由はこの1冊です。



久々に心震える1冊に出会いました。



久々というより、
今まで出会った本の中で一番心震えたかもしれません。



感動で涙が出る、
涙が溢れてとまらない、

というより、

胸が熱くなり、
思わず目頭に涙がにじむ。


そんな感動を得ることができる1冊です。


長い間読まず嫌いしていたことを後悔しました。


山の知識なんてなくても、
山岳小説ってちょっと、、、なんて思っていても、
夢枕獏さんて、あの「陰陽師」の?なんて思っていても、


とにかく、とにかく読んでみてほしい。
そのあとがきまで。


男のロマンだとか、
そんな簡単な言葉がチンケに思えてならない。
偉そうな言葉なんて、
何の意味もない。


もはやこの小説がフィクションなのかノンフィクションなのか
混乱するほどに、
一文一文が響いてきます。


そして、
羽生丈二という一人の男のその行く先が
気になって夢にまで出てくる。


そんな小説です。


その後、
三浦雄一郎さんや植村直己さん、野口健さんの著書を読み、
新田次郎さんの小説を手に取り、、、
すっかり「山男」の魅力に取りつかれたことは言うまでもありません。。。


「山をやっている」
「(元)山岳部」


なんて言われようものなら、
それだけで



「好きです!!!」



って言いたくなるくらい。



それだけで好きになってしまうだろうくらいに。。。



その後山岳小説というものをいくつか手にとってみましたが、
最初に読んだ感動、というものを差し引いたとしても、
この1冊がきっとNO.1であることは変わらないと思います。



山の厳しさ、偉大さは
フィクションの小説以上のものがあるのだ、



ということを確信させてくれる
フィクション小説です。



フィクションを越える物語がノンフィクションの中にあることを
教えてくれる…
それほどリアルに「山」というものが眼前に迫ってくる。


そんな1冊。


とにかく、とりあえず、読んでもらいたい。
# by kayomz21 | 2012-10-25 18:47 | book/comic

こうありたい。

【book/comic】

道ありき―青春編 (新潮文庫)

三浦 綾子 / 新潮社



生かされて。 (PHP文庫)

イマキュレー・イリバギザ スティーブ・アーウィン / PHP研究所




今さら。


毎年恒例の。



明けましておめでとうございます。
毎年すぎて慣れましたね、この久しぶり感。



今、壁です。



そんな時に読むべき本であるかは…


まぶし過ぎて。
偉大過ぎて。


時によっては自分がいかに矮小な存在であるかを突きつけられるような
そんなある意味残酷なまでのひたむきさがそこにあります。


おそらく、
本当はこうありたい。
と誰もが思うであろう姿。


でも


こうあることにはどれだけの
努力、
心の強さ
信念…


なんて、
こんな言葉、
いくつ並べてても足りないくらい


強い強い信念を持って懸命に生きている
そんな人の物語。


刺激が欲しい人、
背中を押して欲しい人、
そんな人におすすめしたいそんな1冊。
# by kayomz21 | 2012-02-15 01:16 | book/comic

しつこい女子は可愛いの法則

【movie/dvd】


書こう書こうと思いつつ、
時間が経ってしまいました。



2か月前位かな、、、



ふと、
時間ができたあの日、
今まで気づかなかった事実に気付くことができました。



しつこい女子は可愛い



という事実。



OCありがとう!
ライアンありがとう!
テイラーありがとう!


そう、
まだ観ていなかったOCの第4シーズンを観て、
目からウロコでした。


大げさじゃなく。


でも、
もう大人だし、
やっぱりこういう考え方って少し抵抗があるじゃないですか?



何か間違ってる?って。



ところが、
その直後に観たドラマ
(韓国版)イタズラなキス、
略してイタキスを観て確信に至りました。



この法則、
間違いない!!!
って。



The OC 〈ファイナル〉セット1 [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ


イタズラなKiss~Playful Kiss DVD-BOX1

エスピーオー

スコア:





ここからはネタばれがあるので、
知りたくない人は読まないで下さい。

more
# by kayomz21 | 2011-06-06 02:53 | movie/dvd

若かった日々

【book/comic】

若かった日々 (新潮文庫)

レベッカ ブラウン / 新潮社




レベッカ・ブラウンの私小説短編集。


彼女の境遇を小説にしたら、
もっとドラマチック(死語?)に、
壮大に描けるのだと思う。


それを相変わらず淡々と、
ありのまま大げさにすることなく表現している。
(ように思える)


多感な青春時代を
すごく冷静に描いている様子が彼女らしい。


どこか大人びていて
それゆえに
誰かの気づかれたくない深層に気づいてしまったり
(彼女はそれを特別なことだとはきっと気づいていない)
自分自身をありのまま自然に受け入れていたり


余っ程今の私より
地に足が付いていて
自分を反省したい気持ちになる、、、


とにかく、
彼女のそんな青春時代に
何だか胸が締め付けられるような気持ちになった。


でも、こうして生きてきたからこそ
あんな作品を書くことができるんだろうな。


かなわない。
(あたりまえだけど)
# by kayomz21 | 2011-06-06 02:43 | book/comic

グッド・バッド・ウィアード

【movie/dvd】

グッド・バッド・ウィアード [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ

スコア:


★★★☆(3.5点)


面白い!


気軽に観れて、
気分がスカっとする感じ。


観て気持ちが重くなることも
色々考えることもなく観れる作品。


で、
イ・ビョンホンを観る度に思うことが、、、


かっこいい


特別好きだとかじゃないし、
イ・ビョンホンが出演してるから観よう!!
ってゆうのもないんだけれど、、、


たまたま観て、
そのたび毎回思う位なのだから、


これって好きってことですか?
誰か教えて欲しい。


とにかく何なんだろう、あの魅力。
何をしても魅力的なの。(←病気?)


そしてソン・ガンホがとってもいい味です。
韓国ドラマとか映画でよく出てくる面白味を出すアジョッシ(おじさん)いるでしょ?
あれを出しつつの
含みのある感じがすごい。


因みに、
チョン・ウソンは言うまでもなく


『「男前」ですね。』



そんな(どんな)映画です。
ぜひ。
# by kayomz21 | 2011-06-06 00:42 | movie/dvd